海外のフリースクールは日本と何が違う?各国の特徴を徹底比較!
フリースクールは、子供たちの多様なニーズに応えられる、伝統的な教育システムとは異なる柔軟な学びの場です。
特に海外のフリースクールは、日本とは異なる教育方針や運営方法が多く、独自の魅力もあることから、日本で不登校になった子供が海外のフリースクールで再スタートを切るケースが増えています。
本記事では、、海外の教育事情にも精通し複数のメンタルヘルス系の専門資格を有する筆者が、日本と海外のフリースクールの主な違いや各国の特徴を徹底比較し、さまざまな視点から詳しく解説します。
また、海外のフリースクールへの留学についても触れ、どのような子供が向いているかについても紹介するので、子供の個性や興味に応じた最適な学びの場を見つけるための参考にしていただければ幸いです。
目次
海外には不登校の概念がないって本当?
結論から言うと、「海外には不登校という概念がない」というのは完全には正しくありません。
中には、海外には不登校という概念がないという意見もありますが、国によって不登校に対する考え方は異なります。
「不登校」という特定の用語や社会的な概念が存在しない国もありますが、学校に通えない子供や、通学に困難を感じる子供に対する理解や支援は各国で行われています。
これらの違いは、教育システムや文化の違いから生じているものです。
例えば、アメリカやカナダ、イギリスなどでは、ホームスクーリング(自宅学習)が一般的な選択肢として認知されています。
日本でもホームスクーリングを行うことはできますが、まだ広く認知されていないため、一般的にマイナスなイメージがあるのも事実です。
欧米諸国などでは、学校に通えない子供や、学校が合わない子供のための柔軟な教育制度が整っています。
これにより、学校に通わないことが特別な問題とされることは少なく、むしろ子供のニーズに合わせた教育を提供することが重視されています。
また、北欧諸国では、教育システム自体が子供一人ひとりのペースや興味に合わせた学習環境を提供することを目指していることが特徴です。
フィンランドやスウェーデンでは、教育の質や個別のサポートに重点が置かれており、学校に通えない子供にも多様な学びの機会が提供されています。
つまり、不登校という概念が明確に存在しなくても、実質的な支援は行われているということです。
一方で、アジアの一部の国々では、不登校の子供に対する社会的な認識が存在しており、フリースクールや代替教育プログラムなどのさまざまな選択肢が用意されています。
このように、海外では「不登校」という用語が使われなくても、子供たちの教育ニーズに応じた多様な支援が行われています。
日本のように不登校が特定の問題として捉えられる文化とは異なりますが、各国はそれぞれの方法で子供たちの学びをサポートしているというのが正しい認識です。
日本と海外のフリースクールの主な違い
日本と海外のフリースクールには、それぞれ独自の教育方針や運営方法があり、多くの違いが存在します。
これらの違いは、教育システムや文化的背景、社会的な認識の差によって生じています。
フリースクールの選択肢が広がる中で、子供に最適な環境を見つけるためには、各国のフリースクールの特徴を理解することが重要です。
ここでは、日本と海外のフリースクールの以下の4つの主な違いについて詳しく解説し、それぞれのメリットや特徴を比較していきます。
- 教育方針とカリキュラム
- 政府や地方自治体からの支援
- 社会的認知度
- フリースクールを選ぶ学生の動機
お子さんにとって最適な教育環境を選ぶために参考にしてみてください。
教育方針とカリキュラム
教育方針とカリキュラムの違いは、各国の文化や社会背景によって大きく影響されます。
日本のフリースクールでは、子供一人ひとりの個性やペースに合わせた学びを重視する傾向が強いです。
自由な時間を多く取り入れ、自主的な学習を促すことで、子供たちが自分の興味や関心に基づいて学びを進めることができるようにしています。
また、日本のフリースクールは、学業だけでなく、心のケアや社会性の育成にも重点を置いています。
一方、海外のフリースクールでは、日本よりもさらに多様性を重んじる教育方針とカリキュラムが特徴的です。
例えば、ヨーロッパのフリースクールでは、アカデミックなカリキュラムに加え、芸術やスポーツ、社会活動など多岐にわたるプログラムが提供されています。
また、オーストラリアのフリースクールでは、「人生の早い時期に自分が中心の学びや生き方を身に着ける」という考え方が大切にされています。
国や学校ごとで、教育方針とカリキュラムにかなり幅があるので、子供の興味関心や性格に合わせて適応しやすいスクールを選ぶのが良いでしょう。
政府や地方自治体からの支援
フリースクールに対する政府や地方自治体からの支援は、国や地域によって異なります。
日本では、フリースクールは公的教育機関として認められていないため、原則として奨学金のような公的な補助金制度は現在のところありません。
一方、海外の多くの国では、フリースクールに対する公的支援が進んでいます。
例えば、フィンランドでは、フリースクールも含めた全ての教育機関が無償で提供されており、必要な教材や給食、交通費まで公的に支援されています。
この徹底した支援により、経済的な理由で教育を受けられないという問題がほとんど存在しません。
アメリカでは、チャータースクールやオルタナティブスクールと呼ばれる形で公的支援が行われています。
これらの学校は、公立学校の一部として認められ、政府からの資金援助を受けることが可能です。
さらに、一部の州では、教育バウチャー制度を導入しており、親が子供をフリースクールに通わせる際の費用を政府が一部負担する仕組みがあります。
また、イギリスでは、政府認定のフリースクールは公立学校と同様に運営費が提供され、教師の給与や施設の維持費が補助されます。
これにより、質の高い教育を提供するフリースクールが数多く存在し、家庭の経済状況に関わらず、多くの子供たちが利用することが可能です。
これらの支援制度は、フリースクールが提供する教育の質を保ち、子供たちが安心して学べる環境を整えるために重要な役割を果たしています。
そのため、各国の政府や地方自治体の支援を理解することで、フリースクールを選ぶ際の判断材料とすることができます。
社会的認知度
日本では、フリースクールはまだ一般的な教育の選択肢として十分に認知されているとは言えませんが、近年その存在意義が徐々に理解されつつあります。
特に、不登校や特別支援が必要な子供たちのための代替教育としてフリースクールの重要性が認識されて、保護者や教育関係者の関心が高まっています。
一方、海外の多くの国では、フリースクールはすでに社会に深く根付いており、広く認知されている存在です。
例えば、アメリカではフリースクールだけでなく、
- チャータースクール(従来の公立学校では改善が期待できない、低学力をはじめとする様々な子どもの教育問題に取組むための学校)
- オルタナティブスクール(従来とは異なった運営制度、進級制度、教科科目などを置き、理念や教育法に共感した子どもが通う学校)
が教育システムの一部として一般に受け入れられています。
これらの学校は、公立学校と並ぶ選択肢として広く知られ、多くの家庭が子供の個性や学習スタイルに合った教育機関を選ぶ際に考慮しています。
北欧諸国では、特にフィンランドやデンマークで、フリースクールの社会的認知度が非常に高いです。
これらの国では、教育の多様性を重視し、子供一人ひとりのニーズに合わせた教育を提供することが標準的な考え方となっています。
このように、フリースクールの社会的認知度は、各国の教育システムや文化によって大きく異なります。
フリースクールを選ぶ学生の動機
日本と海外のフリースクールを選ぶ学生の動機には、いくつかの違いがあります。
日本の教育システムは、画一的で競争が激しい傾向にあり、学業成績や規律を重視するため、一部の学生にとってはプレッシャーやストレスが大きいです。
このような環境に適応できない学生が、より柔軟で個別のニーズに対応した教育を求めてフリースクールを選ぶことがあります。
また、特別な支援が必要な学生や、学習障害、発達障害を持つ学生も、フリースクールを選ぶことが多いです。
一方、海外、特に欧米諸国では、フリースクールを選ぶ動機は多様で、必ずしも学校に適応できないからという理由だけではありません。
アメリカやヨーロッパでは、親や学生自身が教育に対する価値観や教育方針に強いこだわりを持っており、自由で創造的な学びを求めてフリースクールを選ぶケースが多いです。
例えば、フィンランドやスウェーデンなどの北欧諸国では、教育の質と生徒の幸福を重視したフリースクールが人気です。
これらの学校では、生徒の自主性や創造性を育む教育が行われており、学業面だけでなく、総合的な成長を目指す家庭に支持されています。
このように、日本と海外のフリースクールを選ぶ学生の動機は、それぞれの教育システムや社会的背景によって大きく異なります。
各国のフリースクールの特徴
フリースクールは、各国の教育システムや文化に応じて独自の特徴を持っています。
それぞれのフリースクールが、どのようなアプローチで子供たちの学びをサポートしているかを理解することは、適切な学びの環境を選ぶ上で重要です。
ここでは、以下の5つの国と地域のフリースクールの特徴について詳しく解説します。
- アメリカ
- イギリス
- オーストラリア
- 北欧(フィンランド、スウェーデンなど)
- アジア(韓国、シンガポールなど)
それぞれの国のフリースクールがどのような教育方針やサポート体制を持っているのかを見ていきましょう。
アメリカ
アメリカのフリースクールは、無学年制や柔軟なカリキュラムなど、多様性と自由度の高い教育環境が特徴です。
伝統的な公立学校や私立学校とは異なる、独自の教育アプローチを採用しています。
特に、子供たちが自らの興味や関心にもとづいて学びを進めることを重視しており、プロジェクトベース学習やディスカッションを通じて、実践的なスキルを養うことに重点をおいています。
「プロジェクトベース学習」とは、「Project-Based Learning(PBL: プロジェクト・ベースド・ラーニング)」と呼ばれる学習スタイルです。
日本語では「問題解決型学習」「課題解決型学習」などと訳される勉強法です。
名前の通り、生徒が自ら問題を見つけ、解決する能力を身につける学習方法のことを指します。
フリースクールでは、教師は主にファシリテーターとしての役割を果たし、子供たちが自ら考え、学び、問題を解決する能力を育てるサポートを行います。
クラスの構成やカリキュラムは非常に柔軟であり、生徒一人ひとりの学習スタイルやペースに合わせてカスタマイズできることがほとんどです。
また、アメリカのフリースクールは、子供たちの自主性や創造性を育むための環境を提供しています。
学校では、音楽、アート、スポーツなどのさまざまな活動が奨励されており、生徒たちは自分の興味を追求しながら、多様なスキルを身につけられます。
アメリカのフリースクールは、このように多様な教育アプローチと豊かな学びの環境を提供しており、学校ごとに特色が大きく異なることが特徴です。
イギリス
イギリスのフリースクールは、政府の教育改革の一環として設立され、質の高い教育を提供する場として広く認知されています。
イギリスでは、フリースクールは公営独立学校の一種で、保護者や宗教団体などが設立主体となって新設される、あるいは独立学校が転換した学校です。
生徒の自由と学校の民主的な運営が特徴で、生徒と教師が共に学びの場を創造していくことを目指しています。
また、アメリカやイギリスでは、従来の学校制度での教育が困難な子供たちを
- SEN(Special Educational Needs):特別な教育的ニーズのある子供
- GATE(Gifted And Talented Education):ギフテッド教育を受けるべき子供
のようにポジティブな呼称で呼んでいます。
そのため、フリースクールに通うことに対する見方が日本に比べてポジティブです。
イギリスのフリースクールは、教育方針やカリキュラムにおいて非常に融通が利き、多様なニーズに対応するためのカスタマイズされた学習プログラムを提供しています。
これにより、生徒一人ひとりの興味や能力に合わせた教育が可能となり、個別のニーズに応じたサポートが行われています。
オーストラリア
オーストラリアのフリースクールでは、学校教科の学習だけでなく、他者との交流をしながら自分の好きなことを学ぶことが可能です。
活動内容は多岐にわたり、季節に合わせた行事やレジャー活動、などがあります。
また、クラスの人数は1クラス20人から25人程度で、先生や保護者だけでなく、ソーシャルワーカーや地域のボランティアスタッフなど、多様な人が学校に関わっています。
また、オーストラリアのデモクラティックスクールでは、民主主義的意思決定プロセスを重視し、学びの内容や運営において、生徒、保護者、教員を含む学校関係者全員が等しく参加することが基本です。
学年の枠組みを設けず、異年齢学級が特徴で、生徒一人ひとりが自身の学びに対して発言権を持つことができます。
また、ソシオクラシーという運営手法を採用し、全員が合意できるまで意思決定プロセスを繰り返すことで、少数意見も尊重される環境です。
試験がない学校もあり、自己責任に基づいた自由な学びが奨励され、カスタマイズ性が高い教育が行われています。
北欧(フィンランド、スウェーデンなど)
北欧のフリースクールは、教育の質と生徒の幸福に重きをおくことで世界的に高く評価されています。
フィンランドの教育システムは、詰め込み教育を排し、学びの楽しさと意味を重視しています。
これにより、生徒はストレスなく学習に取り組むことができ、深い理解と応用力を身につけることが可能です。
スウェーデンのフリースクールもまた、生徒中心の教育を実践しています。
生徒が自分の興味や関心にもとづいて学びを選択することが奨励されており、プロジェクトベースの学習やクリエイティブな活動が多く取りいれられています。
教師は生徒の学習パートナーとして、個別の学習計画を作成し、生徒の成長をサポートする存在です。
また、北欧のフリースクールは、学業だけでなく、社会性や生活スキルの育成にも力をいれています。
フィンランドやスウェーデンでは、学校生活全体が学びの場とされ、グループ活動や社会奉仕活動を通じて、生徒は協力することや責任感を学びます。
アジア(韓国、シンガポールなど)
アジアのフリースクールは、それぞれの国の教育文化や社会的背景を反映し、独自の特徴を持っています。
韓国のフリースクールは、近年注目を集めている新しい教育の形態です。
韓国の教育システムは伝統的に競争が激しく、学業成績を重視する傾向がありますが、フリースクールはその対極に位置しています。
韓国のフリースクールでは、生徒一人ひとりの個性や興味を尊重し、自主的な学びを奨励しています。
プロジェクトベースの学習やアクティブラーニングが多く取り入れられており、生徒が自ら課題を見つけて解決する力の向上が可能です。
また、芸術やスポーツなどの活動も重視されており、全人格的な成長を目指しています。
シンガポールのフリースクールは、高い教育水準とグローバルな視点を兼ね備えています。
シンガポールは多文化社会であり、その影響を受けてフリースクールでも多様性が尊重されているのが大きな特徴です。
英語を含む複数の言語が日常的に使用されるため、生徒は自然とバイリンガルまたはトリリンガルの環境で学ぶことができます。
また、シンガポールのフリースクールは、テクノロジーを活用した教育にも力を入れています。
このように、アジアのフリースクールは、伝統的な教育システムとは異なるアプローチで、生徒の多様なニーズに応えることが可能です。
不登校から海外のフリースクールに留学することはできる?
不登校の子供が海外のフリースクールに留学することは可能ですが、手続きや準備には多くの困難が伴います。
まず、留学に必要なビザの取得や学校への入学手続きなど、すべてを自分で行う必要があります。
これには多くの書類準備や手続きが必要で、初めて留学を考える家庭にとっては非常に複雑で負担が大きいでしょう。
また、海外のフリースクールは必ずしも日本人生徒の受け入れ体制が整っているわけではありません。
言語の壁や文化の違い、適応のためのサポートが不十分な場合もあります。
こうした状況では、子供が新しい環境に馴染むのが難しく、留学生活がストレスフルになることも少なくありません。
日本の学校に通うのは難しいものの、海外のフリースクールに通うのも不安というお子さんには、フィリピン留学×英語コーチングプログラム「Palett」がおすすめです。
Palett(パレット)は、これまで英語学習に挫折してきた方や、英語を身につけたいものの一歩踏み出せない子供たちを対象としたプログラムです。
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Palettでは、日本人コンサルタントによる英語学習と留学カウンセラーによる留学サポートを提供しており、手続きのサポートから現地での学習・生活支援まで、包括的なサポートができる点が強みです。
特にメンタルサポートに力を入れており、英語コンサルタントと留学カウンセラーの両方が、メンタル心理ケア系の資格や専門知識を持ち、不登校の子供たちに寄り添って支援できる体制を整えています。
また、フィリピン留学では、マンツーマンレッスンを主体とし、生徒一人ひとりの進捗に合わせた英語レッスンが受けられます。
不登校経験がある子供たちは、集団学習に対して不安を抱えることが多いですが、個別指導により、自分のペースで学ぶことが可能です。
Palettでは、ご受講開始前に留学カウンセラーが無料のカウンセリングを行っています。
英語コーチングやフィリピン留学について詳しく知りたいという方や、留学プランについて相談したいという方は、ぜひ一度オンラインでの無料カウンセリングを受けてみてください。
関連記事:不登校から海外留学はできる?メリットや注意点をプロが徹底解説!
海外のフリースクールに向いている人の特徴
海外のフリースクールには、学生の特性やニーズに合わせた、多様な教育アプローチと自由な学びの環境が揃っています。
しかし、すべての学生が海外のフリースクールに適しているわけではありません。
ここでは、海外のフリースクールに向いている学生の特徴について、以下の5つのタイプの人を紹介します。
- 柔軟性がある人
- 自主性が強い人
- 社会的スキルが高い・向上させたい人
- 異文化に興味がある人
- 従来の学校システムでの学びが合わない人
自分またはお子さんが海外のフリースクールに向いているかどうかを判断する際にお役立てください。
柔軟性がある人
海外のフリースクールに向いている人の特徴として、柔軟性があることが非常に重要です。
フリースクールでは、固定されたカリキュラムに従うのではなく、生徒一人ひとりの興味や関心に応じて学びの内容や方法が大きく変わるため、柔軟な思考と適応力が求められます。
柔軟性がある人とは、変化を恐れず、新しい環境に適応する能力を持っている人のことです。
海外のフリースクールでは、異なる文化や言語に触れる機会が多いため、文化的な違いや新しい生活習慣にスムーズに対応できることが必要です。
さらに、柔軟性がある人は、自分の学び方を調整する能力を持っています。
海外のフリースクールでは、プロジェクトベースの学習やグループディスカッションなど、多様な学習スタイルに対応しなくてはなりません。
自己主導の学習が重視されるため、生徒は自分のペースで学習計画を立て、進捗を管理する必要があります。
このように、柔軟性がある人は多様な環境に適応し、困難に対処する能力によって、充実した留学生活を送り、自己成長を遂げることができるでしょう。
自主性が強い人
海外のフリースクールの教育は、伝統的なグループ指導から離れ、生徒一人ひとりの興味や関心に基づいた学びを尊重するため、自主的に学ぶ姿勢が求められます。
自主性が強い人は、自ら学びの目標を設定し、その達成に向けて積極的に行動することができるため、非常に海外のフリースクール向きです。
フリースクールでは、固定されたカリキュラムに縛られることなく、自分の興味を追求することが奨励されます。
自主的に学びたいテーマを選び、関連するプロジェクトや課題に取り組むことで、深い理解と学びの楽しさを実感することができるので、自分の興味や関心を探求する力が重要です。
また、自主性が強い人は、問題解決能力も高い傾向にあります。
自主的にリサーチを行い、情報を収集し、最適な解決方法を見つけることができる人は、学びの中で多くの成功体験を積むことができるでしょう。
このように、自主性が強い人は、海外のフリースクールでの学びを充実させるための重要な資質を持っています。
そのため、自ら学びを切り拓き、自己管理能力や問題解決能力を発揮することで、フリースクールでの経験を豊かにし、将来の可能性を広げられるでしょう。
社会的スキルが高い・向上させたい人
社会的スキルが高い、もしくは向上させたいと考える人も、海外のフリースクールに向いています。
まず、社会的スキルが高い人は、他者との円滑なコミュニケーションを図ることが得意です。
フリースクールでは、プロジェクトベースの学習やグループディスカッションなど、他者と協力して取り組む場面が多くあります。
このような環境で、自分の意見を効果的に伝えたり、他者の意見を尊重して議論を深めたりする能力は非常に重要です。
社会的スキルが高い人は、こうした活動を通じてリーダーシップを発揮し、学びの質を高めることができます。
また、社会的スキルを向上させたいと考えている人にとっても、フリースクールは理想的な環境です。
異文化や多様な背景を持つ生徒たちと交流することで、異なる視点や価値観を理解し、受け入れる力を養うことが可能です。
さらに、フリースクールでは、生徒同士の協力が重要な役割を果たします。
共同でプロジェクトを進める際や、ディスカッションを通じて課題を解決する過程で、協調性やチームワークのスキルが自然と磨かれます。
社会的スキルが高い人はもちろん、これらのスキルを伸ばしたいと考える人にとっても、フリースクールは理想的な学びの場となるでしょう。
異文化に興味がある人
海外のフリースクールは、多様な文化や価値観を持つ生徒たちが集まる場であり、異文化理解を深める絶好の機会です。
異文化に対する好奇心や興味を持つ人は、フリースクールでの学びを通じて、新しい視点や経験を得ることができるでしょう。
海外のフリースクールでは、多国籍の生徒や教職員が集まり、多様な文化が共存しています。
そのため、日常生活や学びの中で自然に異文化と触れ合うことができ、国際的な視野を広げることができます。
異文化の友人との交流を通じて、言語スキルやコミュニケーション能力も上達可能です。
また、異文化に興味がある人は、新しい環境や経験に対して柔軟に対応できる能力を持っています。
フリースクールでは、自分の価値観や考え方を見直し、他者の視点を受け入れることが重要です。
異文化に興味がある人は、このような環境で積極的に学び、異なる文化の中で自分自身を成長させることができます。
異文化理解は、将来のキャリアや国際的な場面での活躍にも大いに役立つスキルとなります。
従来の学校システムでの学びが合わない人
従来の教育システムでは、画一的なカリキュラムと厳格なルールに従うことが求められるため、一部の学生には窮屈でストレスフルな環境となりがちです。
海外のフリースクールでは、生徒一人ひとりの個性やニーズに合わせた学びが提供されます。
固定されたカリキュラムに縛られることなく、自分の興味や関心にもとづいて学習内容を選ぶことができるため、より主体的に学びを進めることが可能です。
これにより、従来の学校システムでの学びにストレスを感じていた学生も、自分のペースで無理なく学ぶことができ、学習への意欲を取り戻すことができるでしょう。
海外のフリースクールでは、自己主導の学習が重視されます。
生徒は、自分で学習目標を設定し、それに向かって計画を立てて実行することが必要です。
このプロセスを通して、自主性や責任感が育まれるだけでなく、自分で考え、問題を解決する力が養われます。
従来の学校では、受動的に学ぶことが多いですが、フリースクールでは能動的に学ぶ機会が多いため、受動的な学習が合わない学生にとっては大きなメリットと言えるでしょう。
また、フリースクールは、心理的なサポートも充実しています。
従来の学校システムでストレスや不安を感じていた学生に対して、フリースクールでは心のケアを重視し、安心して学べる環境が整っています。
このように、従来の学校システムでの学びが合わない人にとって、海外のフリースクールは柔軟で個別にパーソナライズされた教育が受けられる理想的な環境と言えるでしょう。
まとめ:不登校留学ならPalett(パレット)にお任せください。
本記事では、日本と海外のフリースクールの違いについて、さまざまな観点から比較して紹介しました。
海外のフリースクールは、日本のフリースクールと比べて教育方針や運営方法、社会的認知度などさまざまな点で異なります。
アメリカやイギリス、オーストラリア、北欧、アジア各国それぞれに独自の特色があり、子供の学び方や成長のスタイルに応じた選択肢が豊富に存在します。
不登校の概念や政府の支援体制の違いも含め、各国のフリースクールの利点と課題を理解し、子供に合わせて最適な教育環境を選びましょう。
しかし、記事でも触れたように、不登校から海外のフリースクールに留学するとなると、諸々の手続きや言語の壁など、多くの苦労を伴います。
また、海外の学校に馴染めるかどうか不安という悩みを抱えるお子さんも少なくありません。
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不登校から海外留学を経て、新たな進路を見つけるために、留学カウンセラー・英語コンサルタントがしっかり伴走いたします。
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(株)ツーベイス代表取締役
1995年、神奈川県横浜市生まれ。
教育分野で活躍する連続起業家。
【経歴】
シングルマザーの家庭で育つ。幼い頃から勉強に苦手意識を持ったまま定時制高校に進学するも、「自分を変えたい」との決意で勉強に励み、英語学習に注力。その成果として、高校在学中の1年間でTOEICスコア300点台から905点を達成した。
その後、自身で大学の学費や生活費・留学費などをまかなうために、日本学生支援機構の奨学金を借りて日本の大学に進学する。※20代で貸与奨学金にあたる無利子奨学金(第一種奨学金)を完済済み。
大学在学中には留学代理店事業を立ち上げ、フィリピン全土にある80校の語学学校や大学を視察し、留学希望者の英語力向上に尽力。そして2019年に株式会社ツーベイスを創業し、現在では教育関連事業を展開している。
【教育への情熱】
自身の経験から、教育が個々の可能性を引き出す力を強く信じる。フィリピン留学経験を通じて得た知識と洞察をもとに、留学エージェントとして活動し、累計数百人以上の留学希望者をサポートした。
現在は、フィリピン留学エージェントと個別英語コーチングを組み合わせた成果保証付きサービス「Palett(パレット)」を提供し、教育の領域で革新的なアプローチを実践している。
【保有資格】
人生を本気で変えたいと願う留学希望者の後押しになるため、行動心理学とメンタルヘルスに関する資格をⅡ種取得。これにより、英語学習者の学習意欲や目標達成をサポートする手法を提供している。
- メンタルヘルスマネジメントⅡ種、Ⅲ種
- 行動心理士
- TOEIC905
【出張授業】
2024年より、横浜にあるフリースクール等にてボランティアでの出張授業を行う。
<授業テーマ例>
・教育の力で底辺から這い上がれた話
・借金をしてまで大学に行く意義とは
・フリーランス兼起業家としての生き方
・発展途上国の現実と恵まれた日本の違い
・英語力を飛躍的に上げて世界で活躍する方法